歴史オタクの旅日記

日本の歴史に小うるさいオタクがつづった、マニア目線の旅日記。歴史好きなら、ぜひ訪れていただきたいスポットをざっくりとご紹介。

屋島(高松市)

岡山~香川~愛媛の旅 2日目(全6日) その2

 

屋島に行く前に必ずゲット!

屋島に行く前にこの2つのパンフをゲットしよう!

無料です。ありがとう。

駅とか公共施設とかにあると思う。

 

屋島Walker

屋島観光パンフレットが出来ました! | イベント・お知らせ | 屋島ナビ

源平の里 ガイドマップ

補助情報 | 各種情報 | 屋島ナビ

 

屋島基本情報

ランク 国指定天然記念物

高松市の東北に位置します。

なんと、島ではありません。もとは島だったらしいけど。

台地らしいんだけど、まあ、半島にある山ってかんじです。

電車なら、JR高徳線屋島駅か、琴電屋島駅あたりで降りるのかな。

でも、本気でハイキング(いや、山登り?)する気がない人は、車とかで行った方が良いと思う。

 

全体の地形

北嶺南嶺が続いています。

車で入っていけるのは南嶺だけだと思う。今回は北嶺には行っていません。

南嶺は、山頂がたいらに開けています。屋島寺屋島城跡はこちらです。

山の上なのに水族館もあるよ。

 

ざっくり、屋島の歴史

弥生時代古墳時代の遺跡は置いといてと、

663年、朝鮮半島白村江の戦いで大負けした日本は、攻められるのを警戒して国内に城を築きますが、その1つが屋島(やしまのきorやしまじょう)。

その遺構が1998年に発見されています。

 

そして、なんといっても屋島といえば、源平合戦治承・寿永の乱)の屋島の戦い

京都を追放された平家が、幼い安徳天皇を連れて、屋島に拠点を築きます。

それを源氏軍の源義経が急襲して、平家はさらに落ちていきます。

平家物語』で有名な那須与一の扇の的の場面も、ここが舞台です。

 

これ以上の詳しいことは、このサイトで。

屋島神社

南嶺のふもとにあります。別ページにします。

ちなみに、お隣は、四国中から民家を集めた四国村。

 

屋島スカイウェイ

南嶺山頂へ続く道が整備されています。

もとは、有料だったらしいんだけど、今は無料で山頂まで行けます。

登っていくと、右には瀬戸内海を望む絶景が見えてきます。

展望台もあるよ。

途中、ミステリーゾーンっていうのがあって、上りなんだけど下りに見えるそうな。うーん、個人的にはよく分からん。

山頂の駐車場は、普通車300円。時間制限はなし。

 

山頂には大きなドライブインがあります。

平日ということもあるのか、人気(ひとけ)があまりない。。。

 

屋島の南嶺をまわる

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(パンフレット 屋島Walker から転載)

 

正直、平日に行ったこともあってか、人があまりいません。

途中、廃墟のホテルとかもあり(それはそれで、個人的にはおもしろい。)、昔は栄えていたけど、今はさびれてしまった、みたいな雰囲気があるにはある。

しかし、みんな、なんで来ないんだ? ここ、すげえよ。

屋島にはいくつもの素敵な歴史スポットや、眺望抜群のビューポイントが目白押しなのです。

 

駐車場→屋島寺→血の池→獅子の霊巌→屋島城跡→談古嶺→駐車場 

とまわってみました。

 

このコースなら、3時間もあれば、結構ゆっくり見れます。

普通なら2時間でも足りるかな。

 

屋島寺

ここも、別ページにします。

見どころ、たくさんです。

 

血の池

弘法大師が、屋島寺を南嶺に移すとき、お経と宝珠を納め、その周りに池を掘った「瑠璃宝(るりほう)の池」。

源平合戦の際、勝利した源氏が血のついた刀を洗い、真っ赤に染まったことから「血の池」と呼ばれるようになったとのこと。

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草が、ボーボーでした。

特に何かあるわけではない。

 

屋島寺から獅子の霊巖へ

広場があって、屋島合戦の供養碑があります。

屋島合戦をモチーフにしたでっかい石碑があります。

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進むと、売店が連なった通りが出てきます。

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しっかりした売店が続いています、人気(ひとけ)がないけど。

この売店通りか、獅子の霊巖の売店で、かわらけ投げのかわらをゲットしよう。

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獅子の霊巖(ししのれいがん)

屋島の西に広がる瀬戸内海を一望できるビュースポット。

まずは、おもいっきり、かわらを投げよう

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高松の街を眼下に見下ろす。

けっこう大きな都市であることを実感。

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 瀬戸内の島々を眺めます。

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で、夕方前にも、もう1回行ってしまいました。

再び高松の街、なんか光の柱まで表れました。

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瀬戸大橋も見えた!

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これは女木島だと思う。

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屋島城跡(やしまのき/やしまじょうあと)

これも、別立てにします。長くなってきたので。

この時代の城跡が出てくるのってすごいことだと思う。

 

源平屋島合戦跡を臨む

屋島のすぐ西を流れる相引川の両岸には、源平屋島合戦の史跡が多く残ります。

で、屋島南嶺の東崖から、それらを臨むことができます。

ほんとは、降りて回りたかったんだけど、今回は上から眺めるだけ。

 

説明版が非常に分かりやすい。(影が入ってすみません。)

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 写真だとこんなかんじ、ここも絶景です。

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五剣山が美しい。手前に見えるのが相引川

 

いくつか源平合戦の史跡を紹介。上からだけど。

まずは、安徳天皇

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安徳天皇は、母が平清盛の娘徳子(建礼門院)。6歳のとき、壇の浦で入水させられて亡くなる悲劇の天皇です。はぁ、かわいそう。

4歳のとき平家とともに京都から落ちて、ここに入ります。

その跡に建てられた神社です。

 

次は那須与一が扇を射ったとされる場所。

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与一が足場にしたという駒立岩扇の的推定地(強引だけど、まぁ、おもしろいか)があります。

那須与一は栃木の人。

平家の的を見事射貫いて的を落として、敵も味方大騒ぎのあの有名なシーンがここ(らへん)。

 

ほかにも、平家物語のシーンの舞台がいろいろ史跡となっています。

あー、降りて、実際に行きたかった。。。

 

談古嶺

ここは、獅子の霊巖と並ぶビュースポット。

説明版によれば、明治30年に村雲尼が登山の際、源平合戦の話を聞いて源平の武士らをしのび、名前をつけたそうな。

 

源平合戦の史跡は、もう少し南の説明板がある上記の場所から見た方が分かりやすいです。

 

瀬戸内海を臨みます。

向こう岸あたりは、「世界の中心で、愛を叫ぶ」ロケ地らしい。

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五剣山や源平の史跡を見下ろします。

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屋島は、なぜ、こんなに人気(ひとけ)がないか、ふしぎで仕方がないスポット。 

ぜひ、パンフレット片手南嶺を一周してみよう

 

高松の行程

岡山~香川~愛媛の旅 2日目(全6日) その1

高松雑感 屋島が良すぎ!

 

言わずと知れた香川県の県庁所在地

四国ナンバー1を松山と争うらしい。けっこう都会。

 

JR高松駅前に降り立ったときは、うーんていう感じなんだけど、町の中心地は結構栄えてます。

全体としては、高層ビルとか大きな建物が多くて、近代的なかんじです。

 

メジャーな歴史スポットとしては、高松城跡+玉藻公園屋島栗林公園でしょう。

今回は、屋島が良すぎて、高松城跡+玉藻公園は断念、残念。

あと、香川県ミュージアムに行ったけど、休館中でした。

 

丸1日、時間をとったけど、1泊2日くらいが良いのではないでしょうか。

 

移動には、屋島に行くのならレンタカーが良いと思います。

何気に高松城跡+玉藻公園はJR高松駅近くだけど、栗林公園琴電を使えば行けるんだけど、JR高松駅からはそこそこ遠いです。

 

個人的な感想としては、とにかく屋島 

 

うどん県をめぐって 

 しかし、香川はほんとにうどん県。笑っちゃうくらいうどん屋があります。

実は、わたくしの住む埼玉県も、うどん県を主張しています。生産量だって、香川の半分くらいだけど全国ナンバー2なのです。

 

ん、たしか香川の人口って、埼玉の1/7だったような。。。

 

どんだけ、うどん食ってんだ香川県人。

実際は、埼玉県人も、うどんで香川に勝とうなんて、これっぽっちも思っていません。

香川の人は、やさしい上から目線で見守ってやってほしい。

 

ちなみに、この旅で食べたうどんで一番おいしかったのは、高松駅前のチェーン店のうどん屋さん「めりけんや」のすだちうどん、うめぇ。

ま、あまりグルメじゃないので、参考にはならないでしょうが。

 

 

行程表

高松の行程表をご参考までに

移動手段 レンタカー

  9:30 香川県ミュージアム(休館にて入れず)

10:00   屋島着~屋島寺(宝物館を含む。)

11:30 屋島散策(獅子の霊厳)

12:30 JR高松駅 奥さんと合流

13:00 うどん

14:00 栗林公園

15:30 再び屋島 屋島神社屋島屋島周遊

19:00 琴平

 

屋島が素敵すぎました。

奥さんとの合流の関係で、高松駅まで戻って、再度行っています。

JR高松駅から屋島までは、車で20分くらいです。

また、JR高松駅から栗林公園までは、車で10分程度。

 

高松市内から琴平までは、高速を使えば40分くらい。そんなに遠くない印象です。 

岡山禁酒会館

岡山~香川~愛媛の旅 1日目(全6日) その6

禁酒会館

ランク 登録有形文化財

西の丸西手櫓の隣にかわった名前の建物を見つけました。 

禁酒会館という文字があります。 

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建物は、近代(明治~昭和戦前頃)の洋風建築、「瀟洒(しょうしゃ)な意匠(いしょう)」、簡単に言えば「おしゃれなデザイン」です。

この時代の凝ったデザインの建物は、こざっぱりして、かわいらしくて、雰囲気あるよね。

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西の丸西手櫓前のコインパークから見た横からの様子

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 で、禁酒会館て何だ?

戦前の社会改良運動において、キリスト教の団体が大きな役割をにないます。その運動の大きな柱として禁酒活動がありました。

聖書の看板もあるから、やはりその流れなんだろな。

 

と思って、帰ってきて少し調べたら、今でも活動してそうなかんじ。

ホームページも運営されています。

http://ww61.tiki.ne.jp/~kinsyukaikan/index.html

 

中に入ってみればよかったな。

 

禁酒運動家やそれを支持する岡山の資産家らによって、大正12年(1923)にできた建物で、平成14年には国の登録有形文化財に指定されているらしい。

ここらへんは、空襲を免れたみたい、西の丸西手櫓も禁酒会館も残って良かった。

 

月見櫓・西の丸西手櫓(岡山城)

岡山~香川~愛媛の旅 1日目(全6日) その5

 

昔の岡山城の姿をそのまま残すところ

前回のブログのつづき。

岡山城は、大部分が燃えっちゃってて、昔の形をとどめているのは、月見櫓西の丸西手櫓だけ、この2つはぜひ見るべき、ということで別立てです。

 

どちらもこじんまりとしていますが、総白壁が美しい、落ち着いた雰囲気のある建物です。

せっかく岡山城まで来たのであれば、行かないのはもったいない。

 

月見櫓 

ランク 国指定重要文化財

現在は本丸の北西にあります。

元和元年(1615)~寛永9年(1632)岡山城主であった岡山藩2代目池田忠雄(ただかつ)が建てました。

 

元は岡山城には櫓が35棟あったらしいけど、現存2つ。一番新しく建てられたのがこの月見櫓で、最も優美な櫓だそうです。

ちょっと見ると、櫓とは思えないほど、おしゃれな感じです。

 

3階建てですが、

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城外からは2階建てに見えます。

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外向きには、一応軍事的施設ですが、櫓内は住み心地の良い空間となっております。

建てたころには、平和な世だったからね。

 

詳しく知りたい場合は、岡山市のサイトで公開されているパンフレットがおすすめです。

西の丸西手櫓

ランク 国指定重要文化財 

こちらの櫓は、月見櫓よりも古くて、17世紀の初めごろには建てられたようです。

 

岡山城本丸からだいぶ離れた、かつての西の丸に建てられた櫓です。

現在は、小学校校庭の奥にあって、外側は石垣の下はなんとコインパークになっています。

もはや、記念でここに駐車したい。

コインパークの運営会社さん、説明板を立てていて、えらい。

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街の中にポツンとあります。

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月見櫓と比べると、だいぶ質素なつくり

造ったときにはときにはそれほど平和ではなく、さらに、外部に近いところを守る櫓なので、軍事施設の面が色濃いようです。

 

こちらも、詳しく知りたい人は岡山市サイトのパンフレットがおすすめ。

 

ふと隣を見ると、禁酒会館なる建物が。ちょっと見てみました。

岡山城

岡山~香川~愛媛の旅 1日目(全6日) その4

 

岡山城の基本情報

入館料 300円

オタクの所要時間 2時間

オタクポイント 月見櫓西の丸西手櫓は、ぜひ見ておきたい!

 

街中に石垣、大きな内堀

現在整備されているのは、本丸部分だけで、外堀は柳川筋(南北に路面電車が走る道のうち西側)にあたり、広大な城でした。

(ちなみに、wikiの航空写真が分かりやすい。)

なので、 街中に内堀の石垣が残っていたりします。

たまたま歩いていたら出くわしました。

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内堀をわたり、本丸に入城です。

現存する堀は、ここだけ。じゅうぶんでかい堀です。

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石垣いろいろ

岡山城石垣は、築城した時代によっていろいろな積み方が見られます。

分類し始めるときりがないので、ここではスルー。詳しいことを知りたい方は、石垣フェチの皆様のサイトへ。

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で、ちょっと注目したい石垣は、穴の中にある石垣

これは、発掘されたもので、築城当初の姿を見ることができます。

この上にかぶせるように新たな石垣を造っていったので、埋もれていました。

あまり加工していない石を使っているのが特徴だそうです。

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天守閣・大手門 ・・・復元だけど

大きな不明(あかずの)門を通ると、

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大きくて立派な天守が表れます。

烏城(うじょう・烏=カラス)とよばれるにふさわしい漆黒のきれいな城です。

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が、門も天守閣も、昭和41年に復元されたコンクリート

明治維新で、全国の城が消えていく中、岡山城天守閣が残りました。

しかし、昭和20年(1945)の空襲で、悲しいかな焼けてしまったのです。非常にもったいない。

復元してるので、十分雰囲気は味わえますが。

なお、天守閣にくっついている白い蔵は塩蔵。こんな風に付いているのは珍しいってさ。

 

城内

城内に入るとき、入場料がかかります。

6階立て、展示施設があって、岡山城の歴史が学べます。

分かりやすくて、本物の歴史資料も展示されていて、なかなかだと思います。

土産屋もあるよ。

 

6階の天守からの眺望は、絶景です。

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 ざっくり、岡山城の歴史

 ちょっとだけ、岡山城の歴史。

天正18年(1590)、宇喜多秀家が現在の城の築城を始める。

ちなみに、秀家の父・直家は、備前国を統一して宇喜多家を戦国大名にまで成長させた、たたき上げ。

戦国大名は、国レベルまで統治できた領主で、ここまで成長できる例は意外に少ない。その下は、国人領主や戦国領主とよばれる連中。戦国時代の真田氏とかはこのレベル、すっごくたくさんいる。

秀家も豊臣秀吉のお気に入りとして大出世するんだけど、関ヶ原徳川家康に敗れて没落。

秀家は八丈島に流されて、50年を過ごして没します。この50年間がなかなか興味深い。展示でよくわかります。

次いで城主になるのは、小早川秀秋、あの関ヶ原の大裏切り者。

でも、展示ではその名誉を回復

関ヶ原での行動は、急な裏切りではなかったようだし、岡山の街づくりに貢献大。でも、急逝して、後継ぎがいなくて、名門小早川家は取り潰しとなってしまいます。

その後に岡山城を治めるのは池田家。家康の娘婿となり信頼を得て、岡山藩31万石を江戸時代を通して守り続けたのでした。

池田家って一族の鳥取藩と合わせて60万石以上、派手さはないけど凄い家だ。

 

岡山城のメイン? 月見櫓と西の丸西手櫓

さて、岡山城は空襲で焼かれてしまったのですが、焼けなかった櫓(やぐら)が2つ存在します。国の重要文化財にもなっています。

あんまり見る人がいませんが、この2つこそ最重要。必ず見ておきたい!

 

ということで、月見櫓と西の丸西手櫓は別立てでご紹介。

 

 

後楽園

岡山~香川~愛媛の旅 1日目 (全6日)その2

 

日本三大名園の1つ後楽園

岡山藩主池田綱政が、家臣津田永忠に命じて、貞享4年(1687)に着工、元禄13年(1700)には一応の完成をみた。その後も藩主の好みで手が加えられたが、江戸時代の姿を大きく変えることなく現在に伝えられてきた。

明治17年(1884)に岡山県に譲渡。戦災で大きな被害を受けるも、江戸時代の絵図に基づき復旧を行った。昭和27年には、「特別名勝」となっている。(パンフより抜粋)

 

もともとは、庭内はほとんど田畑だったらしいけど、今は芝になってるって。

現在は、非常に美しいお庭となっております。

 

入場料は、後楽園・岡山城林原美術館の3点セットで960円

今回は、正門から入ります。

 

庭内はかなり広いです。

ごてごてせず、すっきりとした庭園に思います。

個人的には好きです。

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ぽつんと岡山城も見えます。

 

暑い。。。

 

池の中で一番大きい沢の池唯心山を臨みます。絶景です。

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慈眼堂の烏帽子岩は、36に分けて運んで復元したらしい。

さすが西日本、大きな花崗岩です。

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庭内にお休み処はいくつかあります。

半分も行かないうちにへろへろですが、あんみつ食べて少々復活。

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暑い、広い。。。

 

流店(りゅうてん)、これは珍しい。

建物内部に水路が通っています。池田の殿様が休憩所として使っていたそうな。

内部は、おおぅ、涼しい。

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だから、暑いよ。広いし。

 

庭園のメインといえば築山(つきやま)。

後楽園では、6mもある唯心山(ゆいしんざん)

頂上には、茅葺きの六角堂。

当然登って、園内を眺めます。 

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暑いし、広いし、、、だんだん意識がもうろうとしてきました。

 

大立石(おおだていし)は、なんと96に分けて運んできたとのこと、さすが岡山藩31万石です。

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御船入跡(おふないりあと)は、ここから殿様の船を出していたところ。

発掘によって当時の階段が出てきて再現されています。

スケールが大きいです。

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ほかにも、滝とか能舞台とか、見所はたくさんです。

 

2時間くらい歩いたでしょうか。

普段、運動不足の体には、体力の限界です。軽く気持ち悪くなってきています。

 

次は、林原美術館に向かいます。

 

 

岡山駅~岡山神社~岡山県立博物館

岡山~香川~愛媛の旅 1日目 その1(全6日)

3日と2時間休みを取り、9月12日~17日に、四国+岡山の旅に行きました。

金毘羅参りとしまなみ海道がメイン。

ちなみに、奥さんとの合流は2日目午後から。

 

朝が苦手なので、前日夜に岡山入り。

四国に入る前に、岡山市内をめぐります。あまり時間がないので、後楽園と岡山城を中心に。

 

岡山といえば桃太郎、駅前には銅像

桃太郎伝説で日本遺産登録しているよう。岡山の桃太郎愛、はんぱない。

 

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岡山駅前桃太郎像

 

駅からは、路面電車

路面電車があるだけで、歴史を感じるのは私だけか?

「地下電停」で下車。ものの数分。

ここから、なぞの地下広場を通って、県立博物館に向かいます。

 

途中、大きなお社があったので寄ってみました。

岡山神社は、もと酒折宮、宇喜多氏以来、代々の岡山城主から信仰を受けていたようです。

随神門は、市の指定文化財、18世紀の門。空襲で焼け残った数少ない建造物らしい。

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岡山神社と随神門の説明

うん、後楽園・博物館までけっこう遠い。。。

鶴見橋を通って、岡山城を右手に見ながら、後楽園・博物館入り口へ。

岡山県立博物館は、後楽園と隣接しています。

 

旅の初めに博物館に行くと、あらかじめその土地の歴史が分かって、さらに地図とかもらえて、とても有意義だと思う。

 

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入場料300円。

展示室は4部屋、まずは県全体の歴史を見通せる常設展へ。

 

やさしい岡山の歴史と文化とうたっています、、、さすがにやさしすぎる。。。

備前焼と考古の部屋はあるんだけど、ほかのことは、概要だけなのね。

 

学芸員の努力とかでどうにかなる問題ではないです。

もうすこしお金かけましょうよ、岡山県さん。

岡山城や後楽園という絶好の観光地の近くにあるのですから、県の歴史アピールしましょうよ。

 

特別展は、「物見遊山 江戸の旅模様」をやっていました。

なかなかおもしろかったけど、もう少し岡山の名所が知りたかったような。

(県民の人には東海道とか、お伊勢参りの方が興味あるのかな。)

 

次は、すぐ隣の後楽園に向かいます。